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世界史構造学習 4 シュメール

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  時代 前3500年~前3000年~前2700年~前24世紀 地域 メソポタミア南部 キーワード→要旨文 前3500年、 神 への信仰が高まり、 殿 舎が建てられた。 大 きな 村落 が 数多く 出現した。 金属 器 が使われた。 前3000年、大村落群は 都市 群に成長。 前2700年、シュメール人の 王 が 支配 する 都市国家 群が出現した。 歴史的思考 <神> 人が信仰する対象である。 それまでは物質文化だったが、精神的な文化が成長してきた。 人知を超えた存在があるのではないか? 人は外部的な要因に翻弄され、なすすべがない。雨が少なくて農耕できない、戦争が起こって人が多数死ぬ、洪水が起こらず川が干上がってしまうなど。 そういう存在を恐れ、その存在に対し願いを叶えてくれと祈る。 シュメール人の神は、一人ではなく、多数。 天空の神アン、大地の神キ、人を支配する神エンリル、知恵の神エンキなど。 <殿> 建物につく呼称で、権威があったり、格式が高かったり、大規模なものを指す。 神をまつる建物(神殿)のほか、王が住む建物(宮殿)が、その例。 <大><数多く> 前の時代は、何かにつけ小規模で、少数だった。 この時代になると、大規模になり、多数になった。 ここでは、村落規模が大きくなったり、村落数が多くなったり、都市国家が多数出現したという特色がある。 <村落>→<都市>→<都市国家・王・支配> 村落と都市を比較すると、 村落は、人口が少なく、住居が少なく、産業が農業で、人間関係が濃厚で感情メイン、閉じこもりがち。 都市は、人口が多く、住居が多く、産業が商業で、人の行き来が激しくて人間関係が感情よりも合理性で動き、開放的。 都市と都市国家を比較すると、 都市は、皆で協議して市中を管理し、市民同士が対等で、共に助け合っている。 都市国家は、トップに立つ王(とその官吏)が市中を管理し、人の中に身分差があり、強制的に税金を徴収されたり労働させられたり兵士にされたりする。 <器> この時期は、金属器が出てきたころ。 それまでは、石器・土器・木器で、素材が柔らかい。 金属器は、とにかく硬い。便利だが、作るのに技術と根気と人数が必要。 この時期に出てきた金属器は、銅器・青銅器。 鉄器に比べると柔らかいが、その分、加工しやすい。 銅器と青銅器の違いは? 銅器は、柔らかくて加工...

世界史構造学習 3 古代オリエントの地理

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  時代 古代 地域 オリエント(現在の西アジア=中東=からエジプトにかけての地域) キーワード→要旨文 オリエント の気候は、 冬 に 雨 が降るが、それ以外は 乾燥 する。 砂漠 や 山 が多い。 人々 の 生活 は、 羊 の 遊牧 と、 沿海 ・ 河川流域 の 平野 で 小麦 や オリーヴ を作る 農業 。 ティグリス川 ・ ユーフラテス川 ・ ナイル川 など 大河 周辺では、 水 量による 灌漑 により、 文明 が成立 。 豊かなメソポタミア地方 には、 セム系 の諸 民族 が 侵入 を繰り返した。 エジプト 地方や 地中海沿岸 地方では、 交 易が盛んで宗教 権 威による 文化 が発展した。 歴史的思考 <古代→中世→近世→近代→現代> ここでは、古代のオリエントに注目している。 この地域の、その後の歴史はいったいどうなったのか? 中世、西アジアからエジプトにかけての地域は、イスラーム教を掲げる王国に支配された。 近世も変わらず、イスラーム教を掲げる広大な領土を持つ帝国に支配された。 近代になると、欧米列強の植民地となった。 現代、諸国が独立した。 しかし米露中などの大国に翻弄されている。 さらに地中海沿岸にユダヤ人がイスラエルを建国し、イスラーム教の国々の真っただ中で異彩を放っている。 <ヨーロッパ(ローマ・ギリシア)⇔オリエント⇔南アジア・東アジア> 古代オリエントの東西南北は、どうだったか? 西にはヨーロッパ、直接にはギリシア地方。 古代ギリシアは、オリエントから強い影響を受けた古代文化を作っていた。 古代ローマは、広大な地中海沿岸地域を支配した。 東には、アジアの他の地域。 南アジアには、古代インド文明が成立。 東アジアには、古代中国文明が成立。 これらの地域にも、オリエントの影響が及んだ。 <冬に雨、春夏秋には乾燥> 太陽光が豊富で気温が高い肝心な時期に、乾燥する。 これはちょっと、どうかな? 洗濯物はよく乾くし、じめじめしていないので快適、カビもない。 しかし農作物が、夏の乾燥に強いものや冬の10度台(この地域は1ケタの気温にならない)で栽培可能なものに限定されてしまう。 <砂漠、河川流域> 乾燥し過ぎると土地は砂漠化して、土が風で飛んでしまう。 植物があることによって、その根が土を固め、水がそこに集まる。保水だ。 しかし乾燥すると、植...

世界史構造学習 2 文明誕生

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  時代 農耕開始からしばらく経って 地域 メソポタミアなどの大河の流域 キーワード→要旨文 農耕 は、 農業 に進化した。 人 が 多 くなり、 支配 する・されるが生まれた。 大 河 の流 域 に 文明 が 誕生 した。 金属 器 が作られた。 文字 により日々が 記録 され人 類 の歴 史 が始まった。 歴史的思考 <前後> この単元は、前の単元の後である。 前の単元は、農耕の開始である。 そしてこの単元は、農耕が次の段階に進化した時代。 <東西南北> ナイル川、ティグリス川・ユーフラテス川、インダス川、黄河・長江、アメリカ大陸の、世界諸地域に文明が誕生した。 このうち、 ティグリス川・ユーフラテス川の流域はメソポタミア(2つの川に挟まれているという意味)と呼ばれている。 <農耕→農業> 似たような言葉だが、互いにまったく異なる別次元の言葉である。 農耕は、畑を耕し、種をまき育て、収穫物を自分で消費し、また種をまく。 農業は、収穫物を他の場所に持っていき他人の持つ物品と交換するための、農耕・農作業である。 農耕は、つまり自給自足で、人の生活は村に閉じこもりである。 農業は、収穫物を売るために作るもので、人は村から飛び出し盛んに行き来して商業をする。 農作業の目的が違っただけで、人の日常生活の様相も全く異なる。 現代に例えると、家庭菜園が農耕で、田畑が農業である。 <人が多くなる> 農耕時代は、人が少なかった。 農業時代になると、人が増えた。 農耕時代は、自給自足なので頼れるのは自分の身体と精神だけで、水は川から持ってくるには難しく雨水に頼らざるを得ない。 何年も連続して農耕していくと、土から栄養分が抜けてしまう。肥料が必要だが、その原料は他の村や漁村(魚粉は有力な肥料)にしかない。人肥(便)だけでは足りない。 農業時代になると、その村の農耕民だけでなく、他の村の農耕民や商業民も農耕に協力することとなった。 他村の人や商業民にとっても、その収穫物=商品は価値があるものだったからだ。 村同士が互いに助け合い、やがて合併していく。広大な地域農業となる。 <支配> 互いに助け合うといっても、土地や気候の微妙な違い、運の大小により、各人の間に貧富の差が生まれた。 富めるもの(つまり多くの人を養える)が貧しいもの(他人を養えない、自分と家族だけで精一杯)を支配する...

世界史構造学習 1 農耕・牧畜の開始

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はじめに このブログでは、歴史的思考を養えるような構造分析的な世界史学習法を、歴史の初めから順々に紹介していきます。 今回は、その第1回目、農耕と牧畜の始まりです。 私が作っているブログの中に、授業黒板シリーズとして出しているものがありますがそれは教える側向けです。 このブログは、学習者向けです。 世界史を学び直すには、基本的な内容を習得するのが最も近道です。 基本的な内容とは、一つには簡易な基本テーマを把握すること、もう一つは思考を発展させること。 前者が最低限で、時間に余裕がなければこれだけでも良いです。 後者は、歴史学習のメインテーマ。思考を発展させない学習(例えば歴史用語や固有名詞の暗記)は、歴史学習とは言えません。 時代 1万年前から9000年前より後 地域 西アジアで始まり、そこからアジア全域・ヨーロッパ・アフリカへ広がった。 キーワード→要旨文 自然 の 環境 が 大 きく 変 化した。 人 類の 新 しく 重 大な歩みが 始 まった。 農耕 と 牧畜 という 生産経済 による 生活 だ。 石器 が作られた。 文明誕生 につながった。 下は、ブログ主がyou tubeに「歴史・考」のチャンネル名で出している動画です。 (前に出した4分間のは短すぎたので、11分間の完全版を出しました) 歴史的思考 <前後> 1万年から9000年前に、何があったか? それまで氷河時代だったが、それが終わった。 厳密には終わっていなくて、間氷期に入ったにすぎないともいわれているが。 とにかく、いちおう終わった。 <東西南北> アジアの西部で始まった。 そこから北東・東へ、アジアの中部・北部・東部へ広がった。 またそこから北西へ、ヨーロッパに広まった。 またそこから南西へ、アフリカに広まった。 南東のオーストラリアなどの太平洋地域へは?広がらなかった。 はるか西の南北アメリカ大陸へは?広がらなかった。 これらの地域に広がらなかった理由は?陸続きでなかったから。 後に、海上交通が発達すると広がっていった。 <自然環境の大きな変化> 自然環境は、具体的には気候だ。 ここでは氷河時代が終わった。つまり、寒冷時代が終わり、温暖化した。 空を覆っていた雲が切れて、青空が見え、太陽の光がさんさんと降り注ぐようになった。 自然環境の2つめは、土地の状態だ。 氷河時代は、土地が氷雪に覆われて...