世界史構造学習 1 農耕・牧畜の開始
はじめに
このブログでは、歴史的思考を養えるような構造分析的な世界史学習法を、歴史の初めから順々に紹介していきます。
今回は、その第1回目、農耕と牧畜の始まりです。
私が作っているブログの中に、授業黒板シリーズとして出しているものがありますがそれは教える側向けです。
このブログは、学習者向けです。
世界史を学び直すには、基本的な内容を習得するのが最も近道です。
基本的な内容とは、一つには簡易な基本テーマを把握すること、もう一つは思考を発展させること。
前者が最低限で、時間に余裕がなければこれだけでも良いです。
後者は、歴史学習のメインテーマ。思考を発展させない学習(例えば歴史用語や固有名詞の暗記)は、歴史学習とは言えません。
時代
1万年前から9000年前より後
地域
西アジアで始まり、そこからアジア全域・ヨーロッパ・アフリカへ広がった。
キーワード→要旨文
自然の環境が大きく変化した。
人類の新しく重大な歩みが始まった。
農耕と牧畜という生産経済による生活だ。石器が作られた。
文明誕生につながった。
下は、ブログ主がyou tubeに「歴史・考」のチャンネル名で出している動画です。
(前に出した4分間のは短すぎたので、11分間の完全版を出しました)
歴史的思考
<前後>
1万年から9000年前に、何があったか?
それまで氷河時代だったが、それが終わった。
厳密には終わっていなくて、間氷期に入ったにすぎないともいわれているが。
とにかく、いちおう終わった。
<東西南北>
アジアの西部で始まった。
そこから北東・東へ、アジアの中部・北部・東部へ広がった。
またそこから北西へ、ヨーロッパに広まった。
またそこから南西へ、アフリカに広まった。
南東のオーストラリアなどの太平洋地域へは?広がらなかった。
はるか西の南北アメリカ大陸へは?広がらなかった。
これらの地域に広がらなかった理由は?陸続きでなかったから。
後に、海上交通が発達すると広がっていった。
<自然環境の大きな変化>
自然環境は、具体的には気候だ。
ここでは氷河時代が終わった。つまり、寒冷時代が終わり、温暖化した。
空を覆っていた雲が切れて、青空が見え、太陽の光がさんさんと降り注ぐようになった。
自然環境の2つめは、土地の状態だ。
氷河時代は、土地が氷雪に覆われていたり凍結していた。
温暖化すると氷雪が解け、融解し、土があらわになった。
土壌には、多くの微生物や細菌が存在する。温度上昇によりそれらが活性化し、排出を始めた結果、土に栄養分が溜まっていった。
この土壌に、水が浸透した。
土中で眠っていた植物の種が、栄養分を吸収し息を吹き返した。
芽が出た。太陽光を浴び温暖な空気でどんどん成長する。
<人類の新しく重大な始まり>
氷河時代の人類は暖かさを求め、地熱のある狭い洞穴に住んでいた。
温暖化すると、広い太陽のもとへ出た。土地に住居を建てた。
<農耕>
土地に植物が生えているのを見た。中には食べられるものがあった。
食べた後、種が残った。
その種が土について、芽が出て成長してまた食べることができた。
よし、これを人為的に育てよう。桃栗3年、柿8年、ユズは9年で花が咲く。
特に麦は、身体の健康を安定させることが分かった。
朝ご飯を食べずに低血糖でフラフラしている人が、多いでしょ?
<牧畜>
哺乳類の動物は、草食だ。
温暖化して草が生えるようになったので、哺乳類が多数生息するようになった。
美味しい乳を出したり美味しい肉の哺乳類、牛・羊・ヤギが現れた。
育てよう。
<生産経済生活>
氷河時代は、動物を狩り、木の実を採集して(獲得して)食べて、食べ残しても保管できず、それで終わり。
しかも、氷河時代で動物も木の実もとても少ない量。
温暖化して農耕牧畜を始めると、運が良ければ大量に収穫できるようになった。
食べたら、残った種をまけば、また芽が出てくる。
牛や羊・ヤギは、子供を産ませてそれを育てればいい。
生産が生産を呼ぶ、再生産だ。経済の始まりだ。
氷河時代は、生活が不安定だった。
温暖化すると、生活が安定した。
<石器>
氷河時代から洞穴で作ってたけど、手っ取り早くその辺で打ち欠いて作っていた。温暖化して生活が安定したので、石器もじっくり磨いて作るようになった。
ところで、木が生えてきたので木で道具が作れないかな?
飼っていた動物の骨や角で、道具が作れないかな?
土を固めて道具が作れないかな?
土の中から何やら非常に硬いものが出てきたぞ?これで道具を作れないかな?
<文明誕生>
文明って、何?
ちょっと後の話だけど、支配者の登場、文字の発明、武器の製造がおこなわれる段階を指す。
つまり歴史時代のことだ。
歴史とは、文字による時系列記録。
さいごに
歴史的思考、とんでもなく思考が広がり量が多くなりましたね。
連想していくと、次から次へと果てしなく思考が広がっていきます。





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